「奥四万十トレイルレース2018 in 松葉川」に参加してきました。

2018年5月13日に、高知県四万十町で開催された
奥四万十トレイルレース2018 in 松葉川」に参加してきました。
http://okushimanto-trailrace.com/about

この大会はプロトレイルランナーの奥宮俊介さんプロデュースの大会で、彼が運営から盛り上げから片付けまでものすごく関わられています。
前夜祭でもテントを片付けるのを手伝われていました。
(写真は前夜祭の様子)

(公式facebookから)


さてレースですが、前日までの晴天が嘘のような雨。。。
個人的には雨のレースは好きですが、なんせトレランレース4回目で初の雨開催。
練習でも雨のトレイルを経験していないということで、多少の不安もありながら、
でも暑くない方が走りやすいという期待の方が大きいスタート前でした。

(緑のレインジャケットは今回一緒に参加した山男Tくん)




コースプロフィールはこんな感じです。

(公式facebookから)

36キロの前半6キロちょっとがほぼ平坦。
そこから2個山を登るといった感じなので、最初の平坦区間はアップがわりに使うことにしました。キロでいうと最初の2キロが5分半くらいでそれから5分前後か。
上りに差し掛かる時には大体30番くらいだったようです。

トレラン歴半年の僕は登りが遅いです。が平坦区間をそれほど飛ばしていないからか、そんなに抜かれることはなく大体同じくらいの順位で山を登り終えた感じでした。

で、なぜか初トレイルから得意だった下りです。
雨で地面が濡れてかなりスリッピーな状態でしたが、自分でもよくやるよってくらい攻めて走れました。

滑る区間はサーフィンのように滑りに任せるのがコツでしたね。


で、第2エイドでは13番だと言われました。
すぐ後ろには下りで交わした選手が来ていて、エイドもそこそこにスタートしていったのですが、僕は3〜4分は滞在してたと思います。

最近出る大会ではなるべくエイドに立ち寄ろうというのが一つの使命になっていて、
やはり運営側としては、せっかく用意したものを食べたり飲んだりしてくれた方が嬉しいですからね。
特にトレランの大会はロードに比べてエイドの数が少なく、又僕自身もそこまでタイムにこだわっていないので、ボランティアの方との交流も楽しもうと思っていました。

椅子に座ってうどんを食べたり、フルーツの缶詰を食べたり、スタッフの方と会話をしたりして、後ろの選手が来たくらいに再スタート。
この段階で15番くらいです。

作業道を登ってちょっと危険なシングルトラックを通りまた一人抜いて舗装路へ。
晴れていると気持ちの良い四万十川上流の沈下橋を渡り第3エイドへ行くのですが、その沈下橋で車が入らないようにしている鉄柵に気づかずそのままぶち当たってしまい、こけてしまいました。
太ももを強打して、こればやばい!と思いながら、痛みが引くまでペースを落として走ります。

この影響で2人に抜かれました。

第3エイドでは、打った足の回復と補給も兼ねて5分ぐらい滞在し、その合間に地元ケーブルテレビの取材も受け、又再スタート。
さっき抜かれた2人はエイドも早々に出発したので約5分差ですね。

ここからの登りはほぼひとり旅でした。
が、この登りがキツく、奥宮さんのコース設計は絶妙だなーと悶えながら感心していました。
コース全域にわたり、所々奥宮さんの直筆での応援メッセージが書かれてあり、これは本当に励みになります。こうした細かいことが素晴らしいですね!

登りで悶えていると、2〜3人に抜かれました。
しばらくすると先行していた同じ四万十の仲間に追いつきました。
彼はロードのシューズで走っていて、下りでだいぶ転んだようです。

あのコンディションでロードシューズは危険ですね。それでもこの位置にいるのだから流石です。

それから登り下りを繰り返す区間で1人抜きました。

それ以降はずーっとひとり旅で、前も後ろも見えない状態。
たまにいる立証の方の鳴子の音に救われます。

下りに入っても誰も見えないので、前を追う意識よりもセーフィティーで下ることを優先しました。そしたら、舗装路に出る間際で前の選手に追いつき、ラスト1キロくらいで交わしてそのままゴール!

総合で16位。まこれはこんなもんかと。
で、40歳代で3位の賞状をもらいました!
これは思いがけないご褒美でしたね。


もしかしたら最後交わした選手が40代だったら賞状はないんですからね。

これも総合上位6名が抜けて、その後からの順位づけなので3位といっても本当は40代でも4番とか5番とかでしょうけど、ま嬉しいですよね。
タイムも一応の目標であった5時間を切れたので一安心。

仲間たちもドロドロになりながら頑張りました!






この大会では、前夜祭からずっと奥宮さんが盛り上げていただいてて、彼の人間性に惚れた方も多かったんじゃないかと思います。

一つのエピソードとしては、帰りのシャトルバスに乗り込んださいに、
「帽子とサングラスの落し物がありますが、どのたかいませんか!?」と、土砂降りの中わざわざバスの中まで声をかけに来てくれたことです。

大会プロディーサー、まして海外でも活躍するプロのアスリートがここまでやりますか!!

バスの中ではそれぞれが「本当いい人ね〜」とかいった声が出ていました。
最後の最後までいい気分にさせていただきました。

そして、この大会を支えていただいたスタッフの方、ボランディアの方、地域の方に本当に感謝です。土砂降りの山の中での立証は本当大変だったと思います。


さて、今回の装備品です。
シューズ adidas  TERREX AGRAVIC SPEED
今回のような、急登、急下り、ウェット路面では良い選択だったと思います。
奥宮さんの応援の意味も込めて、adidasのこのシリーズを履きました。

ザック  MOUNTAIN HARDWEAR  シングルトラックレースベストパック
ザックはこれしか持っていなかったのですが、外にバンジーコードを付けても、レインウェアをうまく止めておくことができなかったので、これからはもっと短いレースで使います。背負い心地はいいですけどね。あと前面のポケットが少ないです。
(なのでルーファス12を手に入れました)

ウェア  Pandani  Beach Ver.4 トライアスロンジャージ
一応トライアスリートだということでラン用にフロントジップを買いました。
雨の日には濡れること前提で作られているトライスーツはいいですよ。バックポケットもあるし。
今回は雨対策で下にオールシーズンの長袖コンプレッションを着ました。

ショーツ MIZUNO BG8000Ⅱ
この上にハーフパンツをはかずピチピチのまま走りました。どうせ濡れるので重りにしたくなかったからです。


ソックス taboo トレラン用
足、腕スリーブ ファイテン
サンバイザー コロンビアモントレイル
グローブ 自転車用
ファーストエイドキットセット
ホイッスル、コップ、エマージョンシート
レインウェア上下 TNF(スタート時に脱ぎました)


補給系
水 500ml ハイドレーションに (400ml消費)
電解系水分 300ml  胸のソフトフラスク (200ml消費)
マグオン 2個 (1個消費)
栄養ジェル 1個
スポーツようかん 1個
ベスパ 1個
塩飴 6個 (4個消費)
あんぱん(食べず)

以上のような感じです。


今回残念に思ったのが、あきらかに携帯必須装備を持っていない方が多くいたことです。
あと、路面が濡れていて危ないとか、もっと整備しろなどという声もあるようです。
僕は不整地を走るのだからロープとか貼ってくれてるだけありがたいとい思うのですが。。。

ほんとこの大会は山の中にまで立証の方がいて、コースもロストすることがないようにピンクテープや白いテープがずっとあって、本当に守られたトレイルレースだと思います。

トレイル初心者の僕ですが、初めて間もなしでハセツネ30Kに出たことはよかったと思います。自分のことは自分でするというマインドが植え付けられたからです。

奥四万十トレイルレース2018 in 松葉川」は本当に素晴らしい大会です。
是非多くの地域外からの参加者が増えることを願っています。
四万十と、そして奥宮さんの素晴らしさに触れてください。


(写真は昨年冬のトレラン講習時の写真です。女性率高し!)


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